おいしい県立 白メシ学園|箸は剣よりも強し!青年よ茶碗を抱け!

芸術学部

炊きたては爆発だ!お米と芸術の関係を探る芸術学部。
アーティストならぬライスィストを目指し、白米芸術の真髄に触れましょう。

芸術学部

米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

1.動機

『米』という字はいつまでも見ていられるデザインである。見ていて飽きることがない。絶景に出会うと人はいつまでもその場に留まり、時間を忘れて眼前の風景を眺めるという。まさにそれだ。米という字をじっと見ていると、これはまさに米としか読みようのない、完璧な形と言える。箸を十文字に重ね、その四方に米粒がばら撒かれているような形だ。否、それではあまりにもお行儀が悪いではないか。もっとちゃんとした行儀の良い由来があるはずだ。なにより好きな形をしている米という文字の成り立ちくらいきちんと把握しておきたい。米にまつわるいくつかの漢字も併せて、その成り立ちをデザイン的視点で調べてみた。

2.手法

漢字は象形文字や甲骨文字から成り立っているが、文字と言えばどうしたって絵文字ってことになってしまう。すべての会話を絵文字で行うほど私は絵文字の世界で生きている。いまも書きながら、このレポートに絵文字を入れたくて、入れまくりたくてウズウズしているのだ。よって本レポートでは、私たちの暮らしに馴染み深い絵文字を用いて、漢字の成り立ちを確認していこうと思う。
今回調べた漢字は5つ。米・炊・飯・箸・食・旨だ。白メシを食べるまでの一連のムーブが華麗に想像できるベストな選択である。「米を炊いて飯を箸で食って旨い」だ。そのとおりだ。

3.調査

【米の成り立ち】
米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

『稲穂の茎(枝)と実』説と『米粒が四方に飛び散ったところ』説があった。米粒が飛び散っている絵文字がなかったので、稲穂説で図版を制作した。シャレのつもりで書いた米が飛び散るという私の説が、結果的に当たっていてちょっと恥ずかしい。

【炊の成り立ち】
米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

火と口を開いた人を組み合わせて「炊」になったという説。火を吹いて飯を炊くという様子を描写しているようだ。口を開けている絵文字はいくつがあるが、この顔がいちばん好きだ。

【飯の成り立ち】
米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

情報が渋滞している。左側の「食」の部分は「食べ物を乗せた器に蓋をしている」様子。右側は崖と人の手である。崖と手はクライミングの絵文字で表現したが、「食べ物を乗せた器にする蓋」という絵文字がなかったので、取り急ぎフリスビーの絵文字を代用した。
※「食べ物を乗せた器にする蓋」の絵文字が出来た時点で差し替え予定。

【箸の成り立ち】
米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

「竹+台上にしばを集め積んで火をたく」の組み合わせが箸の成り立ちだ。「台上にしばを集め積んで火をたく」という絵文字がなく、さらに竹・しば・台の絵文字も見当たらなかったので、七夕・樹木・椅子でそれぞれ代用した。台くらいあるだろうと思った私が甘かった。

【食の成り立ち】
米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

「飯」の左側の部分が「食」である。「食べ物を乗せた器に蓋をしている」様子からデザインされた文字。下から順番に、皿・ステーキ・チーズ・トマト・フリスビーである。

【旨の成り立ち】
米にまつわる漢字の成り立ちを絵文字視点で考察

匕=さじという漢字と、口=くちを組み合わせたのが「旨」。既存の文字を組み合わせて出来た漢字を会意文字と呼び、「旨」も会意文字となる。なぜ口が日になったのか。絵文字的にはスプーンと口は余裕で存在した。

4.所感

絵文字という現代の文字文化を用いて、改めて漢字の成り立ちを考え直すという研究は、思いの外、絵文字の種類がないという新たな気付きとともに、絵文字の組み合わせによる新しい漢字のデザインが出来るのではないかという発想が芽生えた。いずれ挑戦してみようと思う😮
(了)

【担当教員より】

ライスアイデアな研究レポートです。漢字の成り立ちを知ることで、白メシに対する愛も深まる気がします。お米を作るのには八十八回もの手間が掛かるというところから、八と十を組み合わせて「米」が出来たという説も併せてお知らせしておきます。

評価:米米🍚🍚🍚

参考・引用文献

漢字/漢和/語源辞典「米」という漢字の成り立ち”.お米の知恵袋.2020/08/27
農林水産省.“米という字の由来(ゆらい)をおしえてください。”.農林水産省 消費者の部屋
農林水産省.“お米と「ごはん」”.農林水産省 子どもの食育
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