人物とご飯を入れ替えても成立する新ジャンル小説
「僕の幸せは、きみとともにある。」
1.動機
常々、「ご飯への愛」「米への愛」を文学に昇華させたいと思っている。これまで、恋愛やミステリー、歴史ものなど、さまざまなジャンルで、ご飯を愛する人の気持ちを表現し続けてきたが、最近「究極のご飯愛は、もはやご飯と人の区別がつかないくらいのものである」という結論に達した。
そこで、「人物」と「ご飯」を入れ替えても成立する小説を書いてみることにした。
2.作品紹介
最初に、「マイ」を女性だと思って最後まで読んでいただきたい。
続いて、「マイ」をすべて「ご飯」に置き換えて、読んでみてほしい。




一途に幼馴染の女性を思い続ける男性の物語とも取れるし、ご飯を狂おしいまでに愛する男性の物語とも取れる。
3.まとめ
今回は、ご飯への愛を、男女の恋愛に置き換えることで、小説として成立させることに成功したが、これは親子愛やペットを思う気持ちなどにも置換可能なのではないだろうか。新ジャンルとして確立される日も遠くないという予感がする。
【担当教員より】
文学の可能性は無限ですね。人はご飯になれる。そして、ご飯への愛は、愛する人への思いとなんら変わらない崇高なものだという証明にもなりましたね。僕にもご飯が一瞬微笑んだと感じる瞬間があります。「マイ」を「ご飯」に変えたときの、私自身の没入感がすごかったです。
評価:米米米愛米米米