おいしい県立 白メシ学園|箸は剣よりも強し!青年よ茶碗を抱け!

社会学部

お米と社会について学ぶ社会学部ではお米の歴史から
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社会学部

『おにぎり』か『おむすび』か。全国のコンビニエンスストア調査

1.はじめに:おにおむ問題について

茶碗1杯分程度の白メシを丸型・三角形・俵型などに整え、中に具を入れた例の食べ物は、形状・文化・歴史・地域によって呼び方が異なります。おにぎりと呼ぶか。おむすびと呼ぶか。おにぎるか。おむすぶか。Grip or Tie.世にいう『おにおむ問題』は、解決の糸口を見出すことなく何百年という争いを続けています。
僕は結ぶよりは握ってほしいと思っているので「おにぎり」と呼びます。みんなはどっち派なのでしょうか。

というような話を級友たちとコンビニのおにぎりを食べながら話していたところ、ひとつの発見がありました。僕が食べているコンビニAのおにぎりは『おにぎり』と書かれていて、級友が食べているコンビニBのそれは『おむすび』と表記されていました。はからずもここに『コンビニおにおに問題』がぼっ発したのです。

2.事前準備:ローカルコンビニという壁

本レポートでは日本全国のコンビニエンスストアで扱われているのが『おにぎり』なのか『おむすび』なのかをリサーチして報告することとします。

事前準備としてコンビニエンスストアの店舗調査から始めたところ、地域密着型のいわゆるローカルコンビニが相当数存在することがわかりました。聞き慣れない名前、見慣れない店舗やロゴ。調べるのが大変そうです。

3.調査結果:ほぼ半数が“にぎる派”。しかし……

『おにぎり』か『おむすび』か。全国のコンビニエンスストア調査

『おにぎり』か『おむすび』か。全国のコンビニエンスストア調査

4.所感:これは調査ではなく……

調査の結果、約半数が『おにぎり』と表記していました。今回の数字だけで判断すれば、コンビニおにおに問題はにぎる派の勝利と言っても差し支えないと思います。

しかし気になるのは“不明”の多さです。この不明が明らかになれば、結果も大幅に変わってくるだろうと思われます。不明のほとんどが地域密着型のコンビニです。事前の予想どおり、ローカルコンビニの壁が僕の行く手を阻んできました。とにかく情報が少ないのです。

公式WEBサイトを見れば一目瞭然のメジャーコンビニとは違い、ローカルコンビニに対する調査はTwitterで店舗名を検索し、対象のコンビニでおにぎりを買って「きょうのランチは忙しくておにぎりだけ〜涙 かなP」みたいなコメントとともに写真をアップしているおじさんがいないかを確認してみたり、画像検索で店舗の外観を確認し、窓などに貼られているポスターに『おにぎり』ないし『おむすび』の表記がないかを写真編集ソフトで拡大・解析して調べたりという手段で情報収集を行いました。調査を越えて、ちょっとした捜査でした。

ちなみにコンビニ前で見かける『おにぎり』と書かれたのぼり旗、あれは完全に罠で、既製の旗だからおにぎりと書かれているだけであって、実際の商品はおむすびだという誤認が何度か発生しました。今後気をつけたいと思います。
また、今回日本全国すべてのコンビニを網羅出来たかと言われたら残念なが捜査から漏れたコンビニがきっといくつもあると思います。その点はご了承ください。

大変でした。(了)

【担当教員より】

モンマート、マイチャミー、タイムリーワン。何を隠そう私はローカルコンビニめぐりの旅が趣味なのだ。今回のレポートに登場するコンビニはほぼすべて知っていたが、実際に足を運んだ店舗はまだまだ少ない。北海道のハセガワストアが入っていないのはどうして?あそこの焼き鳥弁当は絶品だぞ。白メシの上に焼き鳥が3本ないし4本乗っているのだ。食べに行こう。

評価:米米米にぎり米むすび米